エッセイ

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空間の埋め方に、興味の偏りが現れると思った話

会社ではメインの業務以外に、こまごまとした雑務が発生する。 おそらく多かれ少なかれ、どこの職場にもあるだろう。 私は研究関係の仕事なので、業務に直接かかわる解析機器に関することや実験試薬に関するものもここに含まれてくる。 定期会議の設定やフ...
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購入本紹介【積読】【読書論】

最近、秋だからか読書欲が高まっている。 積読が少し減ってきたので、久しぶりに本をまとめ買いした。読書はもちろん趣味だが、最近積読の数を見ていると、読むこと以上に本を買うことが趣味なのではと思う時がある。 今回は手に取ることの多い作家や、読み...
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変えられることを変えられたらそれでいい【運命論者でも原因自分論者でもない】

性格の半分は遺伝的要因で決定されているとか、頭のよさや運動神経は母親から受ける影響が大きいとか、そういった遺伝的もしくは幼少期の環境の影響力の大きさはよく聞く。 また、最近の本を見ていると、脳科学や精神科学をもとに人間の心や思考にアプローチ...
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書店フェアに行ってきた【ゆる言語学ラジオ】

今日は日曜日だというのに、仕事だった。 休日出勤、超過勤務、実質増税といった四字熟語が限りなく嫌いだ。 ちなみに昨日は勤労感謝の日だったはず。 それなのに、土曜日と重なり振替休日はないという。 勤労に感謝する気などないのなら、祝日の顔をする...
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セネカ絶賛の偉人【歴史に名を残さなかった本の中の名脇役】

たまに、印象的な脇役に出会う。 本や漫画などで、「もっとこの人について教えてくれよ!」と叫びたくなるような、魅力と登場頻度に釣り合いが取れていない人物のことだ。 知ってしまったが最後、たった一文、たった一ページ、たった一コマが私の牢となる。...
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読書に適したカフェ3選

土曜日の朝が一番好きだ。 これを書いているのは、金曜日の仕事終わりだ。私の今の幸福度がどれほど上がり調子か、ご理解いただけると思う。 理想はいつもと同じ時間に起きて、早くからオープンしているカフェで大好きなコーヒーを飲みながら午前中いっぱい...
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わたしを構成するものもの【自己分析】【自己理解】

意図的な習慣化ではない「慣れ」の怖さ 「慣れ」とは恐ろしいもので、知らぬ間に近接するものの形に自分を変えてしまう。 苦痛を和らげ、馴化による感覚の麻痺を起こし、価値観さえ変化させることがある。 うまく利用すれば良い習慣で生活を矯正し、結果的...
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【転職の目標】「痛気持ちいい」環境で安住する

私はゆるく転職活動中なのだが、求人を眺めていても条件ばかりをみていて、最終的に自分の希望を見失うということがよくある。選考を進めながら、これが最善の選択だと言い聞かせている自分に気づいてうんざりしたりもする。 最近色々な本に影響を受け、目下...
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実は考え事をしたことがない?アイデンティティー・クライシスしかけた話

読書は思索の下位互換か ショーペンハウアーの『読書について』を読んだことがあるだろうか。 哲学書の本の中では大変に読みやすく、『幸福について』と併せておすすめしやすい名著である。 この本には、以下のようなことが書かれている。 「自分で考える...
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水曜日をご褒美の日にする

水曜日はなぜ灰色なのか 平日働く人にとっては、水曜日は折り返しだ。 週末に向かう喜びと共に、まだ半分残っていることに淡い絶望も感じる。 キリスト教には、「灰の水曜日」という言葉があるらしい。 復活祭である日曜日の、46日前にあたる水曜日に行...