エッセイ 【依存・自立】よりどころを多く持つこと 皆さんは、占いを見るだろうか。 私はたまに見ては楽しんでいる。しかし心身の状態によっては、「占いなんて見ないし信じない」と強い言葉を吐いたりもする。そういう時の私は、神も仏も運命も何もかもを目の敵にしているような時。要するにやさぐれている時... 2024.12.17 エッセイ
エッセイ 【GOAT】“今”をうつす文芸誌や雑誌の良さ 先日、小学館から新しく刊行された文芸誌がある。 『GOAT』という名のその文芸誌は、愛らしい表紙と豪華な作家陣のラインナップで私の目を惹いた。 2024年11月27日発売だが一時期は品切れになっており、発売日から2週間以上経ってようやく手元... 2024.12.14 エッセイ
エッセイ 【年末年始】積読せずにいま読む10冊 今年の年末年始は、カレンダー通りでも9連休という超大型連休だ。 私は、いつもなら納まらない仕事を納め、空前絶後の10連休をゲットした。 これはもう本を読むしかない!と意気込み、今から連休中に読みたい本を、ほくそ笑みながら選書している。 新た... 2024.12.14 エッセイ
エッセイ 読書のスタイル 読書のスタイルは人によって結構ちがう。 一冊の本を読み切るまで他の本を読まない人もいれば、何冊も同時に読み進める人もいる。 何冊も同時に読む人の中にも、シチュエーションによって本を変える人や、気分によって変える人、飽きたら途中で読むのをやめ... 2024.12.12 エッセイ
エッセイ 【京都】古都も自分も10年もあれば変わること 久しぶりに京都に行った。 仕事で出町柳駅あたりに立ち寄ったのだが、どうせなら楽しみたいと思い、駅前をうろうろと歩く。しかし、自分の土地勘がすっかりなくなっていることに驚いた。 学生時代は京都が長かったので、市内を歩けば通りの名前がスラスラ出... 2024.12.11 エッセイ
エッセイ タイトルが好きな本 タイトルだけで人を魅了する本というのがある。 独特な世界観を表していたり、単純に格好良かったり、音が気持ちよくて思わず読み上げたくなったりする本のタイトル——例えば、フィリップ・K・ディックの『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』は有名であり... 2024.12.10 エッセイ
エッセイ 【勘違いの指向性】好きなものに過敏すぎて空耳・空目が絶えない話 朝、会社のエレベーターで乗り合わせた同僚が眠そうに言った。 「昨晩、本を読み始めたら面白くて止められなくて……興奮して眠れなくなっちゃった」 「あらー。読んでる時は幸せだけど、翌朝後悔しますよね」 「本当に。夜の読書は気を付けないと」 辛そ... 2024.12.09 エッセイ
エッセイ 【紙の本が好きな理由】貸し借りのコミュニケーション 物の貸し借りというのは、年々減っていく。 レンタルビデオ屋は減り、サブスクで配信を見るようになった。貸本屋はなくなり、電子書籍が普及した。大体のものがデジタル化され、物を所持しなくてもサブスクで事足りる。 私は一人暮らしだというのもあって、... 2024.12.08 エッセイ
エッセイ 格好つけない人生は楽しい 仲のいい同僚と忘年会をした。 朝から買い出しをして、みんなで買いすぎて食べすぎて飲みすぎるための会だ。 チキンを頬張り、シャンメリーをあけ、ケーキを切り、寿司を食べ、みかんを剥き、昼間からお酒を飲む。クリスマスと正月休みを一つの鍋で煮込んだ... 2024.12.07 エッセイ
エッセイ いつだって必要とされるのは「体系だっていて整合性のあるそれっぽい物語」 会話中の「自分ってこんなこと考えてたんだ」 誰かと話していて、つらつらと自分の意見を述べていると、ふと「自分ってこんなこと考えてたんだ」と思うことがある。 自分の口からまろび出た考えだというのに、まるで人ごとのような感想をもつ。その後、逆輸... 2024.12.06 エッセイ