小さく利益を出す、損しない投資

投資、副業

はじめに:投資は、待てれば負けなしだと思っている

私は、20代半ばの頃から投資をしている。

これまで、利益が出なかったことはあったが、損を出したことがない。莫大な利益は産んでいないんものの、資産はじわじわと増やせている。

小心者で慎重な性格ゆえに手堅く小規模で始めたことは大きいだろう

始めたのは、大学院を休学し、療養生活が一年を超えた頃だったと思う。

私の将来を憂いた母に勧められ、試しに勉強をしながら小さく始めてみた。

右も左もわからなかったので、最初は好きなゲーム会社の株を買って、株主優待のオリジナルグッズを目的として楽しんだ。もちろん、株価はほとんど上がらず、ちょうど損も得もしないような値段で一年ほどで売却した。

個別株について:メリットとデメリット

勉強をするうち、成長株というものがあることを知り、株の用語や基本的な知識についても学んだ。

有益な個人サイトやYoutubeで基本的なことを学ぶには十分だったが、一冊だけ読み込んだ書籍がある。

『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』

実際にこの書籍を参考にして利益が出るようになったし、個別株をする上で最も勉強になり、今でも読み返す一冊だ。

投資関係の名著はいくつもあるし、心構えを知る上で勉強になるものは多かったが、この本は一番わかりやすく具体的で、実用的な本だった。

私の基本戦略は、この本の通りに四季報を読み、売り上げが右肩上がり・上場5年以内・低位株という条件を満たす株を探して買うことだった。

結果として、初心者でも2倍3倍で売りぬけるものが複数出せた。

たまに、購入後すぐに株価が下がって焦ることもあったが、売上の出せる若い会社なら、1年2年と待てればほぼ確実にまた株価は上昇してくる。

放っておけば、損をすることはなかった。

私が思う、個別株に投資するメリットとデメリットは次のような感じだ。

  • メリット…一番は銘柄探しが楽しいこと。数年の中期投資でも十分に利益が出る。また、銘柄を探す中で、基本的な株の知識、様々なセクターの企業、トレンドなどを知ることができる。
  • デメリット…銘柄探しには手間と時間がかかる。リスク分散は他の銘柄と組み合わせて自分でする必要がある。インデックス投資などとは違い、放ったらかしにしすぎるのは危険。銘柄選びも購入した株のメンテナンスも、慣れればそれほど手間ではないが、働きながらだとポートフォリオの入れ替えや株価の推移を追うのが面倒な人も多いと思う。

私は働き始めてから、個別株からインデックス投資を基本とした投資スタイルに変更した。

しかし、最近は新NISAが始まったことで、インデックス投資と合わせて個別株を再開しようと思っている。

新NISAでは、売買後にまた非課税枠が復活するという素晴らしい制度が導入されたため、短期・中期の投資とも相性が良い。銘柄選びが楽しくなってくる。

投資は、する・しないでは絶対にしたほうが良いと思うが、投資スタイルに関して、こればかりは好みや現在の生活スタイルとのマッチが大きい。

四季報を読んだり銘柄選びが楽しく、言われたことをするだけなのはむしろ楽しくないという人は、個別株投資を試してみても良いと思う。

しかし、あまり時間を使いたくないけど、投資をしたいという人は、今なら新NISAで投資信託を定額積立するのが手堅く、手間暇がかからないだろう。

インデックス投資について:会社員にとっての最適解の1つ

現在、会社員の最適解の一つとされているのが、ドルコスト平均法でインデックス投資を長期で続けることだろう。

リスク分散の取れた長期投資向けの手法だと言えるだろう。

私も、旧NISAではS&P500に連動する投資信託を購入していたし、最近も新NISAでは全世界株式の積立投資を定期的に行っている。

20年ほど置いておくにはあまり心配がなく、脳死で続けられる点が会社員にとっては大変ありがたい。

脳死といっても、皆が称賛するからと言って何も知らずに買うのは絶対にいけない。

今はわかりやすいYoutubeチャンネルもたくさんあるので、勉強してみて納得がいけば試してみるのが良いと思う。

非課税枠を使用してコツコツ続ければ、確実に資産形成を行える。

個人的には、まずは投資信託から始めてみて、興味があれば他のものも試すくらいで良いのではないかと思う。

良いものしっかり選んで、強気で待つ

最終的に、インデックス投資でも個別株でも、良いと感じたものを上がるまで持ち続ける。

「あれ〜あんなに調べて買ったのに下がっちゃったな……おかしいな」と思っても、狼狽売りはせず、自分を信じて持ち続ける。

そうしたらそのうち上がると私は信じているし、これまでもそうしてきた。

少なくとも上記の方法で小さく始めれば、ひどいことにはならないと思っている。

大きく利益が出なくても、損はしたくない。

そんな人には、私の小心者の投資法は向いているかもしれない。

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