【転職活動】内定とるまでの話

エッセイ

内定がとれた。

いきなりなんの話かと思うかもしれないが、私はお盆明けくらいから、ゆるく転職活動をしていた。

現職が慌ただしく、やむおえず中断して活動を休んだ月もあったが、断続的にも続けて早4ヶ月。

今日の夕方、希望していた会社から、内定の通知をもらった。

参考までに、私についての情報を少しまとめておく。

年齢:36歳

使用した転職サイト:ビズリーチ

業界:製薬、研究

転職活動期間:4ヶ月(途中1ヶ月中止期間あり)

受けた企業数:4社

合計面接回数:7回

紆余曲折あったものの、最終的には自分の今の実力や向いている働き方などを考え直す良い機会になった。

自分の経験やスキルや性質の「棚卸し」とでも言おうか。就職活動や受験など、今後についての大きな決断を迫られないと、徹底的には向き合えない問いと向き合う密度の高い時間を久しぶりに味わえた。

個人的には、転職はしなくても、転職活動は定期的に行う方が健全でいられる気がしている。

市場価値を適切に把握し自己を肥大化させないためにも、移り変わる社会における自身の適性をアップデートするためにも、今感じている違和感や不満を言語化し仕事に対する自身の希望を明確化するためにも。

私の場合、仕事を業務内容ではなく条件だけで選んだり、楽しめない仕事を割り切って続けることが決定的に向いていないことがはっきりした。

業務にバリエーションがなかったり、ただ脳死で目の前の指示された仕事を作業的にこなすと心が死んでくる。

主体的に動き、考えることを諦めないでいられる環境を求めるのが、後半の転職活動の軸の一つだった。

転職を始めたのはほとんど勢いで、活動しながら考えて、行動し、また考えて軌道修正する、を繰り返した。その中で最初には言語化できなかったそういった自身の性質が明らかになるのは嬉しい。

自分の解像度が上がり思考がクリアになると、面接での会話も楽しめるようになった。

嘘でも本当でも、今の自分にとっては真実だと思えるストーリーが経歴や希望から汲めるようになる。

逆に条件で選んだ会社の面接は、あまり話すことがなかったり、自分の口から出る言葉がどこか嘘っぽく響くのが次第に気になり始める。選考が進むにつれ、「受かっても私らここで頑張れるのかな?」とか「あれ、何のために転職するんだっけ?」と疑問ばかりが増えていく。

やはり1番納得させなければならないのは、面接官ではなく自分自身だ。

そこと徹底的に向き合う時間が取れたのは本当に良かった。

とはいえ、内定をいただいた企業の条件面としては、希望年収には届かなかった。しかし、評価制度などを含め、希望が持てる内容だったため前向きに検討しようと思っている。

少なくとも今の仕事を続けるよりは、希望が持てそうだというのが重要だ。

これにて、ひとまずは転職活動は終了だ。

年末にすべりこみで良いニュースが舞い込んだことが素直に嬉しい。

4ヶ月前に決心して行動した自分を褒め、大いに労いたいと思う。

そして、今仕事に悩んでいる方がいたら、いくつであっても挑戦して損はないと思う。

転職するのにはリスクが伴うが、転職活動するだけならリスクはほぼない。

転職市場が活性化している今、軽い気持ちで始めてみるのもありだと思う。

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