【美容院】ズボラな私がやって良かった髪質改善メニュー

エッセイ

美容院に行ってきた。

ズボラがすぎる私は、前回から5ヶ月以上もあいてしまっていた。恐ろしい。

本当は2か月〜3ヶ月に一度は行きたい。しかし、髪が長いと美容院から2ヶ月ほどだった頃に感じる煩わしさがその後しばらく続く。プラトーに達し不快感が一定になるため、予約するタイミングを見失うと半年近く経っている。5ヶ月目あたりからプラトーだった不快感がまた増加し始め、もうどうにもならなくなる。成長曲線とプラトーのように、何段階かに分けて不快感は増していくのだ。

半年近く前の前回は、酸性ストレートという髪質改善メニューを行なった。

髪の毛の癖をとり、どんな髪も艶々のストレートになる。縮毛矯正の進化版みたいな感じだ。私はもともと癖毛ではなく直毛だが、髪にボリュームが多く一本一本がしっかり太い。扱いにくい髪質だ。

このメニューはそういった人にもお勧めでき、ボリュームがかなり抑えられ手触りが最高の髪質になれる。2万円ほどかかる高い施術の上に、背術時間もかなり長い。5時間ほどはかかる。だが、一度当てるとズボラに過ごしていても半年、うまく言えば一年以上も綺麗な髪を保てるので、コスパとしては悪くない。

そして今日行ったのは、カットと酸熱トリートメントとオッジィオットのトリートメント

酸熱トリートメントは、酸性ストレートのように癖を取ることこそできないが、ダメージを軽減し髪質を改善してくれる。一緒に良質なトリートメントをするとさらに効果が高い。個人的には、酸性ストレートを一度かけた髪を回復・維持して行くにはとても良いし、半額ほどの値段でできるのでメンテナンスはこちらで十分だと思う。

ちなみにこのオッジィオットは、サロンでしか買えないシャンプー&トリートメントのブランドなのだが、ホームケア用のものがとても良い。両方買うと2万円弱かかるが、一週間に一回使うだけでも十分効果がある。もちろん毎日使うに越したことはないが、シャンプーの泡立ちの悪さなどからも、慣れないと結構手間なので、たまにでいいと思う。最悪、トリートメントだけでもいいとさえ思う。

髪質改善に興味がある場合は、美容院での高い施術を半年〜一年に一回行い、ホームケア商品で週一のケアをしていたら十分綺麗な髪を保てるはずだ。

私のようにズボラでも、通りすがりのマダムに「髪すごく綺麗ね?何かしているの?」と声をかけられるくらいには綺麗になる。会社の先輩からも、「ごぜんさんが、会社で一番髪が綺麗だね」と褒められるようになる。かつての元彼に「髪の毛傷んでて、化繊みたいだね」と言われた私とはもう違うのだ。

投資して後悔はないが面倒なものたち

髪をきれいに保つのは、気持ちがいいものだ。美容院に行くという行為自体が、自身への労いであり投資になるので、その時間そのものが美容にいいとすら思う。

年齢的なものもあり、最低限の清潔感を保つのに重要だ。そう、そんなことはわかってる。

さらに言えば、これまで美容や健康に関するもので、投資して本当に良かったと思えるものの中に髪のケアは上位に入ってくる。それなのに習慣化できないのはなぜなのか——。

以下に列挙するものは、一般的な自己投資の中でも特にやって良かったと個人的に思っているものだ。

  • 筋トレ:週に数回のジム通いと、不定期のパーソナルトレーニング。30代から筋肉は年々減るので、維持していたら偉過ぎる。足腰は本当に大事だし、運動習慣をつけておくに越したことはない。ダイエットや有酸素運動で身体は理想的な形にはならない。自宅での筋トレで十分効果はあるし、リングフィットアドベンチャーは楽しいのでお勧め。
  • 歯医者:歯列矯正と、クリーニングなどのメンテナンス。20代でも歯周病にはなる。最低でも一年に1〜2回は歯医者に行くべき。できれば3ヶ月から半年に一度が理想。相談していないのに、自費のホワイトニングを勧める歯医者はお勧めできない。渋々してくれる医師は信用できると個人的に感じる。
  • 美容院:髪質改善、サロンシャンプーを使用したホームケア。酸性ストレートや酸熱トリートメント、さらにホームケアでオッジィオットをしている時の髪のきれいさは異常。美容院はそこそこ高いところが安心。受賞歴のある美容師さんがいたり、芸能人が通ってたりする場所は、本当に仕上がりが違う。カット4000円台が個人的な目安。
  • 脱毛:しっかり調べて行くべき。医療脱毛が良いとは思うが、肌がすごく弱い人や少し毛を薄くする程度でも良い人は、痛みがマシな美容脱毛を数回してからでも良いと個人的には思う。私は肌が弱いため、数年前に最低回数の美容脱毛をした。これだけでもかなり薄くなり効果を実感したし、数年間は快適だった。最近少しずつ生えてきたので、完全に白髪になる前に医療脱毛をしたいと思っている。

利益を分った上でも通うことは面倒くさい……。病院も美容院も、数ヶ月に一度でもすぐにやってくる気がする。それがいくつも重なれば毎週毎月何か予定が入ることになる。

これらと戦い続けることが、人としての尊厳を保ち、老いを言い訳にしない術なのだろうか……。若い子に臭い、汚いと言われたくはないので、頑張るしかない。

これは、お風呂とよく似ている。

終わった後に後悔することはないし、やって良かったと気分も爽快になるのに、行為の前がどこまでも面倒なのだ。

習慣化にはハードルを限りなく下げるか、楽しいこととくっつけることが重要だ。お風呂なら湯船の時間を楽しむ工夫をするとか、帰ってきたら腰をかけずにそのまま風呂場に直行するとか——。

ジム通いの経験からしても、何かのついでに行ける場所や、家の近くを選ぶなど、ちょっとしたことが結局は持続性に直結する。どんなに筋トレが好きでも、ジムが遠ければ行かなくなる。どんなに痩せたくても、面倒なダイエットメニューは作らなくなるのだ。

ミッションのハードルをどこまで下げられるかは、非常に重要だ。

美容院に関してもこれが出来ればいいのだが、案として考えられるのは仕事帰りに寄るとか、わざわざ美容院に行く時間を捻出しなくても良くすることだろうか。あとは、次の予約を取って帰ること——これは、先々の予定が埋まることにプレッシャーを感じる人間には、なかなか取りずらい手段だ。

ズボラな人間としてぎりぎりを攻めながら、美容や健康には最低限投資していきたい。

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