【年末年始】積読せずにいま読む10冊

エッセイ

今年の年末年始は、カレンダー通りでも9連休という超大型連休だ。

私は、いつもなら納まらない仕事を納め、空前絶後の10連休をゲットした。

これはもう本を読むしかない!と意気込み、今から連休中に読みたい本を、ほくそ笑みながら選書している。

新たに10冊ほど購入すれば足りるだろうか……と考えるやいなや、リストはすでにその数を超えており、選りすぐる作業をしながら読みたい本がさらに端から増えていく。

本は読む時間の前に、選ぶ時間も買う時間もすべて楽しいから困る。

正直、連休前に何を読もうかワクワクしてる今が幸福のピークと言ってもいい。連休とは本みたいなものなのかもしれない。連休中も、連休前に計画を立てる時間も楽しい。唯一違うのは、本は読み終わった後、消費してしまった事実に絶望しない。むしろ自分が成長したり強くなった気持ちにさせてくれる。連休も見習って欲しいものだ。

SNSで出会う野生の推薦書

最近、Xで流れてくる新書に気になるものが多い。SNSには、こちらをみて仲間になりたそうにしている野生の推薦書が沢山生息しているので、いつもブックマークするのに忙しいのだ。

確か最後に読んだ新書は、國分功一郎さんの『目的への抵抗』だったか、千葉雅也さんの『現代思想入門』だったか……いずれにしても哲学関係の新書な気がする。久しぶりに哲学以外の、あまり読んでいないようなジャンルの新書を数冊選ぶのもいい。

Xで気になった本も候補として以下に載せておく——。

  • 『死ぬまで使わない日本語』フォレスト新書
  • 『ヴォイニッチ写本』星海社新書
  • 『読書と日本人』岩波新書
  • 『信頼と不信の哲学入門』岩波新書
  • 『論理的思考とは何か』岩波新書
  • 『ぼっちのままで居場所を見つける——孤独許容社会へ』ちくまプリマー新書
  • 『はずれ者が進化をつくる』ちくまプリマー新書
  • 『刑の重さは何で決まるのか』ちくまプリマー新書
  • 『悪口ってなんだろう』ちくまプリマー新書
  • 『物語 哲学の歴史』中公新書
  • 『在野と独学の近代』中公新書
  • 『植物に死はあるのか』SB新書

いや、何冊か哲学の新書入ってるな……興味のままに選ぶとどうしても偏る。本当なら『(哲学者の名前)入門』とか『はじめての(哲学者の名前)』みたいなタイトルの本は全部一通り読みたい。

今回は読みやすい新書を入り口にして自分の世界を広げたいので、なるべくいろんなジャンルの本を気軽に読んで楽しみたい。なので、哲学者名新書ノックは、また次の機会に譲るとしよう。

「ゆる言語学ラジオ」と「積読チャンネル」で出会う推薦書

新書に加えて、前々から気になっていた骨太で面白そうな本も、数冊入れておきたい。

ゆる言語学ラジオや積読チャンネル関連の読みたい本が溜まりに溜まっているのだ。

これも気になる本のタイトルを覚書がてら以下に載せておく。

  • Pha『パーティが終わって、中年が始まる』
  • 辻山良雄『本屋、はじめました』
  • 高田裕美『奇跡のフォント』
  • テンプル・グランディン『ビジュアルシンカーの脳』
  • ニック・チェイター『心はこうして創られる』
  • モーム『サミング・アップ』
  • レーモン・クノー『文体練習』
  • やなせたかし『わたしが正義について語るなら』

絶対もっとあったはずだが、バリューブックスでブックマークをした気になって、できていなかった。みんなはログインできているかきちんと確認してからブックマークしよう。

今井むつみ先生の本も読みたいと思っていたが、どの本だったか……。

ちなみにゆる言語学ラジオで紹介している本は、バリューブックスでライブラリが作成してあり、こういう時にとても便利だ。気になった本をブックマークしておけば忘れないし、忘れても簡単に遡れる。気になった本の中からいざ買おうと思った際には、そのページからそのまま購入もできる。

ちなみに積読チャンネルのライブラリもあるので参考されたし。

冊数を決めるか、金額を決めるか

選書の際、際限なく気になる本は出てくるので、何か縛りがあると決めやすいかもしれない。

今回の連休中に読むぞ!という期間的な縛り以外にも、「ボーナスでたし、1万円分の本をまとめ買いする」とか「10冊だけ買って、絶対に読み切る」など、何かルールがあると遠足のおやつみたいで楽しい。

おやつ代が300円でバナナはダメだと決まっていると、その中でどうおやつを選ぶかはゲームになる。バリエーションを持たせるか、好物ばかりにするのか、量を多そうに見せるのか、質を求めるのか、ルールの逸脱ギリギリを攻めるのか——。

私は今回、「積読せずに今読む10冊」という縛りを設けることにした。積読しないというのが若干ハードル高めなので、しっかり吟味して、今の自分に確かに必要なもの・今の関心ごとについて書かれた本を選ぼうと思う。

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